コララインとボタンの魔女 / Coraline

 

'コララインとボタンの魔女 3D' 予告編 -Japanese-
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概要

基本情報

2009年 アメリカ
監督:ヘンリー・セリック(Henry Selick)
原作:ニール・ゲイマン(Neil Gaiman)
コンセプトアート:上杉忠弘
キャスト:
ダコタ・ファニング(Dakota Fanning): 榮倉奈々 / コラライン・ジョーンズ
テリー・ハッチャー(Teri Hatcher): 戸田恵子 / メル・ジョーンズ(コララインの母親)
ジョン・ホッジマン(John Hodgman): 山路和弘 / チャーリー・ジョーンズ(コララインの父親)
キース・デイヴィッド(Keith David): 劇団ひとり / 黒猫
ロバート・ベイリー・Jr(Robert Bailey, Jr.): 浪川大輔 / ワイボーン・”ワイビー”・ラヴァート ジェニファー・ソーンダース(Jennifer Saunders): 小宮和枝 / ミス・スピンク
ドーン・フレンチ(Dawn French): 宮寺智子 / ミス・フォーシブル
キャロリン・クロフォード(Caroline Crawford): 定岡小百合 / ワイビーの祖母
イアン・マクシェーン(Ian McShane): 斎藤志郎 / ボビンスキー

解説

『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の鬼才、ヘンリー・セリック監督が手掛けるダークで幻想的なアニメーション。世界中で愛されている同名のファンタジー小説を映画化し、パラレルワールドに迷い込むヒロインの冒険と成長を生き生きと描く。ちょっと生意気な主人公の声を担当するのは名子役、ダコタ・ファニング。1コマごとに人形やセットを動かしつつ撮影するストップモーションアニメを、さらに3Dにした驚異の映像を目に焼き付けたい。

あらすじ

コララインは両親と新しい街に引っ越して来るが、二人とも仕事が忙しくてちっとも自分にかまってくれず不満に思っていた。一人で外出すると、ワイビーという少年が黒猫と共にどこからともなく現れ、また姿を消す。コララインは退屈しのぎに築150年のアパートの探検を始め、その最中にレンガで封印された小さなドアを発見する。

批評と受賞歴

受賞

AFIアワード:ベスト10
アニー賞:音楽賞、美術賞(上杉忠弘)、キャラクター・デザイン賞
アヌシー国際アニメーション映画祭:
映画音響協会賞:
サンフランシスコ映画批評家協会賞:

ノミネート

アカデミー賞:長編アニメ賞
アニー賞:5部門
ゴールデングローブ賞:長編アニメ賞

その他多数

批評

・Rotten Tomatoes:90% 7.8 / 10
・Metacritic:80 / 100
・Roger Ebert:3 / 4

 

3Dで

あ、これは

映画館で3Dで観るべきだった

って最初のオープニングで思った。この時点で期待値が凄まじかった。ストーリーはまぁ、一旦おいておきまして。映像がすごい。さすが手間がかかっているだけある。

ぬるぬるのストップモーション、

そして

そのホラーちっくな世界観。

ごちそうさまでした。ということで参ります。以下ネタバレあります、ご注意を。

 

 

 

 

 

 

手間のかかり具合

何がすごいって、やっぱり映像。その映像を作り出すのに、ものすごい手間がかかっている。wikipediaに数字がいろいろ記載されていたけど、ピーク時450人とか、208,000通りの表情とか、なにやらいろいろ書いてある。ぐらいしかわからないけど、すごく手間かけたんだろう。そんな手間を頭の中で描きながら観るのもまた面白いかもしれない。

 

原作とワイビー

元々はニールゲイマンの同名の児童文学が原作で、2003年のヒューゴー賞という賞を受賞している。ニールゲイマンはヘンリーセリックのナイトメアのファンだったらしい。あともののけ姫の英語吹き替え版の脚本もやっているらしい。

ヘンリーセリックが映画化しようとした時に、原作そのまま映画化したら、「47分くらいの映画で終わってしまう」って思ったらしく、もう少しボリューミーにしようと思った。

そこで追加された要素が ワイビー。

原作にはいなかったんだって。あとボビンスキーさんはMr.Boboって名前。映画化以外にも、コミックブック、ミュージカルとなって作られたりしている。映画を元にビデオゲームなんかも出されている。

 

アニー音楽賞をとった

Dreaming- Coraline Soundtrack

Dreaming – Bruno Coulais

ブルーノ・クーレ(?)さん。 すごい、ナイトメアを思い出す。この感じ。

This is Halloween – The Nightmare before Christmas

This is Halloween

年の暮れだけど。

 

上杉忠弘という男

上杉忠弘さんという方がコンセプトアートを担当。そしてアニー美術賞を受賞した。 この部門での日本人受賞は初らしい。だいぶ遅れましたがおめでとうございました。

ベイマックスのコンセプトアートにも参加をされているとのこと。ただ同じ日本人というだけだけれど、誇らしい。さらなる活躍を(勝手に)期待してます。

本作内で上杉さんがてがけた中で、特に特徴的なのが色合いの部分らしい。現実世界では、淡く彩度低めに、別のママがいる向こう側の世界では、よりカラフルに。そんな感じの色具合。

 

同年のアカデミー賞

同年の82回アカデミー賞の長編アニメ映画賞は「カールじいさんの空飛ぶ家」が受賞。その他のノミネートは「ファンタスティック Mr.FOX」、「プリンセスと魔法のキス」。

カールじいさんは良かった。

冒頭のシーンは。

冒頭はすごく覚えているけど、実際の本編というか内容は、

まぁ覚えてない。

 

ということで

以上、映像美、コララインとボタンの魔女でした。

ヘンリーセリックが一部ストップモーションを手がけている ライフアクアティック(記事へ)

なんかもおすすめです。

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