ザ・ワン・アイ・ラブ / The One I Love

 

The One I Love Official Trailer #1 (2014) – Elizabeth Moss, Mark Duplass Romantic Comedy HD
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概要

基本情報

2014年 アメリカ
監督:チャーリー・マクダウェル(Charlie McDowell)
キャスト:
マーク・デュプラス(Mark Duplass)/ イーサン
エリザベス・モス(Elisabeth Moss)/ ソフィー
テッド・ダンソン(Ted Danson)/ セラピスト
メアリー・スティーンバージェン(Mary Steenburgen)/ 母の声
メル・エスリン(Mel Eslyn)/ ヴィクトリアの声
チャーリー・マクダウェル(Charlie McDowell)/ マディソンの声

解説・あらすじ

セラピストに勧められロマンチックな休暇を過ごすはずだったのに…。 離婚寸前の夫婦を待ち受けるまさかの展開。 「マッドメン」でゴールデングローブ賞を受賞したエリザベス・モスとマーク・デュプラス主演、 その意外な展開に衝撃を受ける風変わりなラブコメディ。

批評と受賞歴

批評

・Internet Movie Database : 7.1/10
・Rotten Tomatoes : 80%
・Metacritic : 66/100
・Roger Ebert:3 / 4

 

不意打ちで

theoneilove01.jpg

おいおいおい、

不意打ちですごい面白かったわ。

これから観ようと思っている人は せひ、 期待しないでください。期待しちゃうと、台無しになりかねない。それから、

カップルで観るにはなかなかリスクがでかい。

特に男性諸君、見終わった後に愛を確認する質問がおそらくくるだろう。覚悟すべし。

覚悟できた?

できたらすぐ観ること。それでは、お楽しみください。

 

観た? じゃネタバレありで参ります。

 

再び全体的なこと

いかがでしたでしょうか。ほんとに、ただなんとなくこの作品を選んだということもあって、期待も事前情報も何もないフラットな状態で観たことがおそらく功を奏して、個人的な評価はなかなか高い。

期待するなとか、情報を集めるなって言われた時点で、若干どんでん返し系を思い浮かべてしまうからこの手の作品紹介って難しい。

ちなみに他の人たちのレビューでは、「世にも奇妙な物語」系って言われてた。なるほどな。でも個人的には「世にも奇妙な物語」系という情報すらない状態で観て本当に良かったと思っている。

最初の導入部で「あーラブロマンス系ね」と思い、そのすぐ後で「え、え、ホラー?ホラーなのかな?」と観るのやめようか悩み(僕はホラーが不得意です。)、ホラーの確証を得られないまま気づくと最後まで観ているという。

そんな超個人的なハラハラドキドキがまさか相乗効果を生み出すとは。その不協和音が忍び寄る感じもなかなか良し。

世にも奇妙な系の、ちょっと不思議な世界観がありつつ、根底にはラブロマンスのテーマがある。愛とは、結婚とは、理想の相手とは。独り身の人も、パートナーがいる人も、大体の人が通るこの問いかけをされる。

 

取り戻そうとしてもがく

ソフィーがもう1人に奪われそうになって、イーサンは取り戻そうともがくけど、最終的な結果はご覧の通り。ただその結果も、不可抗力的ではなくて、もう1人のイーサンが見えない壁にバイーンってなった時のソフィーの反応からイーサンは連れて帰る方を選択した。

自分で選んでいる ってところがエグい。

結局何にこだわって何を取り戻そうとしてたのか、、個人的に、もう1人のソフィーがなんかかわいそうで仕方なかった。誰からも求められてないから。最後に無意識的に連れ去られてまだ救われたけど。

 

監督まわりの話と、ある意味家族映画な本作

規模としてはあんまり大きくない。ほとんどずーっと同じ場所が舞台だし、登場人物もかなり少ない。そんなこともあって、結構同じようなシーンも繰り返されるから飽きる人はすぐ飽きると思う。

場所としてはすごいキレイで心癒されそうなところだけど、その一方であの不思議な世界を描いているのも割と好き。

一旦ここでチャーリーマクダウェル監督について少し。

父がマルコムマクダウェル(Malcolm McDowell)。時計仕掛けのオレンジでアレックスをやった人。

母はメアリースティーンバージェン。メルビンとハワードでリンダをやった人。バックトゥザフューチャー3作目のドクの恋人って言った方が馴染みがあるかも。

そのメアリースティーンバージェンが再婚した相手が、テッドダンソン。

2016年までルーニーマーラと付き合ってた。

なんでわざわざこんなことをダラダラ書いたかと言うと、メインがマークデュプラスとエリザベスモスでほとんどこの2人が映るけど、脇役として、
セラピストがテッドダンソン、
電話の母親の声がメアリースティーンバージェン、
ロケ地がテッドダンソンとメアリースティーンバージェンの家、
コスチュームデザインはルーニーマーラ
となっている。という身内映画である。予算を抑えるにはすごく良いと思う。ちなみにルーニーマーラはBree Danielという名前でクレジットされているらしい。

実は示唆している映画ポスター

観終わった後でもう一回見てみよう。

theoneilove02.jpg

ね。メガネ。全然気づかなかったけど。

 

ということで

ザワンアイラブでした。

ランダム 存在の確率(coherence)、

ブルー・リベンジ(Blue Ruin)、

スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方(The Skeleton Twins)

なんかも他の人は観ているっぽいです。

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