スライディング・ドア / Sliding Doors

 

スライディング・ドア(予告編)
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概要

基本情報

1998年 イギリス・アメリカ
監督:ピーター・ハウイット
キャスト:
グウィネス・パルトロー / ヘレン
ジョン・ハナー / ジェームズ
ジョン・リンチ / ジェリー
ジーン・トリプルホーン / リディア
ザラ・ターナー / アンナ
ダグラス・マクラフェラン / ラッセル
ポール・ブライトウェル / クライブ
ニナ・ヤング / クローディア

あらすじ

 電車に乗れた場合と、乗れなかった場合に起こるだろう二つのドラマを同時進行させて描く異色のラブ・ストーリー。ジェリーと同棲中のヘレンは遅刻が理由で会社をクビに。電車に乗り込もうとするが…『乗れた場合』:ヘレンは隣に座ったジェイムズと意気投合。が、家に帰るとジェリーの浮気現場に遭遇してしまう。『乗れなかった場合』:ひったくりのせいで怪我をしたヘレンは病院へ。その間にジェリーの浮気相手は帰り、ヘレンはジェリーの二股に翻弄される。

 

早速ネタバレしつつ進みます。

 

 

 

 

ストーリー全般

要するに パラレルワールドの話 です。

最近書いたアバウトタイム〜愛おしい時間について〜(記事へ)とか、
バタフライエフェクトとか、アニメだと四畳半神話体系とか。

アバウトタイムはタイムトリップ系だからちょっとパラレルワールドと違うけど。
バタフライエフェクトみたいに、「この一瞬が違ったら未来は全然違っていた」
的なニュアンスの方が近い。

この映画の特徴的なところは、

(1)電車に乗れた
or
(2)電車に乗れない

この2パターンの違いで並行してほぼ同時進行で物語が進む。

(1)(2)の話の内容的には、特に言うことはないです。
特に言うことがないというのは申し分ない、パーフェクト、ではなくて。

普通。

でも、

その同時進行の見せ方が面白い。

なんというか、1つの絵の中で2つをうまくまとめているというか。
説明が下手で申し訳ない。

浮気現場に遭遇後の1人で行くバー(1)、
もしくは病院後のジェリーと2人で行くバー(2)。

こういうシーン。ここのシーンがすごく好き。

2つの世界が重なりあってワンカット(かな?)で人が入れ替わりで2つの世界を描く。

あとはボートのシーンとか。
(1)の人はボートで応援して、
(2)の人はその川の横の道(?日本語が出てこない。。)を歩く。

ここもワンカット風に撮ってたと思う。
こういう感じ。こういう感じがすごく良い。

 

ラスト手前

その他良かったシーンとしてはラストのちょい手前。「ラストにもっていきますよー」感が半端ないクロスカッティングで畳み掛けるシーン。

何か、、来る!

って思わせるところとしてはすごく良かったかなぁと思う。

 

ラストシーン

結構、賛否両論あるらしい。

2パターンどっちも幸せになって欲しかったとか(1)の人の方が好きだからそっちをハッピーエンドにして欲しかったとか。

勝手に冒頭の方で予想してたのは、「結局最後は重なってジェームズと良い感じになる」って終わりだったけど全然違ったw

まさか死ぬとは思ってなかった。。
個人的には(2)の人の方がかわいそうな感じが出てて好きなんだけど。まぁ、まぁ、2つの世界のまま終わらせないでスッキリして良かったんじゃないかぁと思う。

本当の最後のエレベータのシーンでは「宗教裁判よりマシ」ってセリフは知らないんだから「?」って混乱を招いたりしている模様。

確かに(2)の人はジェームズに会ってはないけどさ、(1)と(2)の人は(短い期間ではあるけど)別の経験してるんだから出てくる言葉が変わっても良いんじゃないのって思う。

運命的な出会いってことにも繋がるだろうし。

その辺の
「ちょっとシンクロさせてみました」
が小洒落た感じなるしね。

他の人のレビュー見たところ、
そもそもパラレルワールドとかじゃなくて、全部(2)の人の妄想。
っていう解釈をしていた。

おお、そういう見方も確かにできそう。
できそうだけど、なんとなくそれで終わらせたくない。普通にパラレルワールドで良いです。

 

どちらが幸せか

で、

(1)電車に乗れた人
(2)電車に乗れない人

このどっちの方が幸せなのか。別に考える必要はないんだけど。

2つの世界に分かれた時、自分の予想では、途中違う経験をするけど、結局手に入れるものとか肝になるところは変わらない、ってところに収束するのだと思ってた。(それを人生は変えられないと見ると悲しいけど)

事故手前のシーンでは(1)の人は幸せ、(2)の人は悲しみ。

でも(1)の人は死んで(2)の人は生き延びた。

どうなんだろうね、死ぬと生きるじゃだいぶ違うと思うけど。
でも(1)の人だって幸せは手に入れたんだし。勝って終わったわけだよね。難しい。今は答え出せない。

 

キャスト

グウィネス・パルトロー(Gwyneth Kate Paltrow)

いや美しい。当時26歳くらい?いや美しい。なんか笑顔みて思ったんだけど、楽しそうに笑ってる顔がブレイク・ライブリー(BlakeLively)に似てるって一瞬思った。一瞬。

この左上の笑顔を見て思った。

flowerhair.jpg

でもブレイクライブリーの似ている笑顔がなかった。

 

ジョン・ハナー(John Hannah)

グウィネスに続いて日本語表記の難しい名前。そうそう、ハムナプトラに出てる人。なんか誰かに似てんだよなー。

エネルだ。

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んー。微妙。

やっぱエネルはエミネムか。

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エミネムで思い出したけど、スライディングドアのエンドロールで流れる曲。
DidoのThank Youって曲なんだけど。

Dido – Thank You (Official Video)

これをエミネムがサンプリングした曲がある。有名な。

 

Eminem – Stan (Long Version) ft. Dido

 

ん。どうでもいいね。
ジョンハナーはテレビドラマにもちょこちょこ出てるっぽいので好きな人はぜひ。

 

ジョン・リンチ(John Lynch)

ここからあんまり情報がないんだけど。

1961年12月26日生まれの北アイルランド出身。

映画メインのテレビにもたまに。といった感じ。日本で公開されているかどうかは知らない。俳優だけじゃなくて小説も書いている模様。

本作のスライディングドアでも本書いてたしなんか通じるものがあったんだろうね。
映画デビューの「キャル / Cal」って映画でヘレン・ミレンと共演してたりなんかすごそうだよね。

最近は髭もじゃになっているらしい。

 

ジーン・トリプルホーン(Jeanne Tripplehorn)

jeanneTripplehorn.png

激怒したシーン、グウィネスパルトローを呼び出すシーン

すごい。

 

ザラ・ターナー(Zara Turner)

1968年、北アイルランド生まれ。

スライディングドアで映画デビューしたみたい。友人のアンナ役ね。

zaraTurner.jpeg

 

ダグラス・マクフェラン(Douglas McFerran)

友人のラッセル役ね。キャラがすげー好き。

ジェリーの話聞いて笑っちゃう感じね。

 

ポール・ブライトウェル(Paul Brightwell)

タイタニックのコアなファンなら分かるかもしれない。

Robert Hichens
paulBrightwell_Robert_Hichens.jpg

うん。全然覚えてない。。
もはや自分の中では遠藤憲一さん。

Paul_Brightwell.png

enken-top001.jpg

んー。微妙か。

 

監督:ピーター・ハウイット(Peter Howitt)

もともとは俳優で色々テレビ出てたみたい。

で、スライディングドアで映画監督デビュー。

スライディングドア以降は、
サベイランス -監視- Antitrust(2001)
ジョニー・イングリッシュ Johnny English(2003)
Laws Of Attraction(2004)
デンジャラス・パーキング Dangerous Parking(2007)

この中だとMr.ビーンのローワン・アトキンソン主演のジョニーイングリッシュにラッセル役のダグラスマクフェランとクローディア役のニナヤングも出演しているから好きな人は観るんだ。

ちなみにダグラスマクフェランはサベイランス-監視-にも出ている。今のところ、観る気はないけど。

ってことで。

スライディングドアでした。

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