宇宙人ポール / Paul

 

映画『宇宙人ポール』日本版予告編
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概要

基本情報

2011年 イギリス・アメリカ
監督:グレッグ・モットーラ(Greg Mottola)
脚本:
サイモン・ペグ(Simon Pegg)
ニック・フロスト(Nick Frost)
キャスト:
サイモン・ペグ(Simon Pegg)/ グレアム・ウィリー
ニック・フロスト(Nick Frost)/ クライヴ・ゴリングス
セス・ローゲン(Seth Rogen)/ ポールの声
ジェイソン・ベイトマン(Jason Bateman)/ ゾイル捜査官
クリステン・ウィグ(Kristen Wiig)/ ルース・バグス
ビル・ヘイダー(Bill Hader)/ ハガード捜査官
ブライス・ダナー(Blythe Danner)/ タラ・ウォルトン
ジョー・ロー・トルグリオ(Joe Lo Truglio)/ オライリー捜査官
ジョン・キャロル・リンチ(John Carroll Lynch)/ モーゼ・バグズ
ジェーン・リンチ(Jane Lynch)/ パット・スティーヴンソン
デヴィッド・ケックナー(David Koechner)/ ガス
ジェシー・プレモンス(Jesse Plemons)/ ジェイク
シガニー・ウィーバー(Sigourney Weaver)/ ビッグ・ガイ
ジェフリー・タンバー(Jeffrey Tambor)/ アダム・シャドウチャイルド
スティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)/ 本人の声
ロバート・カークマン(Robert Kirkman) コーリー・ウォーカー(Cory Walker)
ライアン・オットレー(Ryan Ottley)

解説

『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』などで絶大な人気を誇る迷コンビ、サイモン・ペッグとニック・フロストが主演と脚本を務めたsfコメディー。陽気な宇宙人とオタクの青年2人が繰り広げる珍道中を、『未知との遭遇』『e.t.』など過去の傑作sfへのオマージュをちりばめて描く。宇宙人ポールの声を、『グリーン・ホーネット』のセス・ローゲンが担当するほか、『エイリアン』シリーズのシガーニー・ウィーヴァー、『e.t.』などのスティーヴン・スピルバーグ監督がカメオ出演しているのも見逃せない。

あらすじ

sfオタクのイギリス人青年、クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ)は、念願だったコミックの祭典「コミコン」とアメリカ中西部のufoスポットを巡る旅を楽しんでいた。その途中彼らは、ネバダ州の「エリア51」でポールと名乗る宇宙人と遭遇する。そしてポールを故郷に帰すため、悪戦苦闘の日々が始まり……。

批評と受賞歴

受賞

ナショナル・ムービー・アワード:ベストコメディ

ノミネート

アニー賞:Character Animation in a Live Action Production

批評

・Rotten Tomatoes:71% 6.3 / 10
・Metacritic:57 / 100
・Roger Ebert:2.5 / 4
・IMDb:7 / 10

 

スピルバーグ公認

面白いね。フォットファズのあの2人が脚本書いて、スーパーバッド童貞ウォーズの人が監督。スピルバーグ作品をメインにその他各種映画へのオマージュ・パロディをふんだんに盛り込んだ映画ということで、映画ファンの人が見たら色々と小ネタがあってさらに面白いかと。もはやスピルバーグも登場するという公認っぷり。

ただその辺があんまり分からなくても全く問題はない。僕自身元ネタに関してはほとんどどの映画のどの部分の引用なのかってピンとこないところばっかりだった。でもそれで置いていかれることは全くないし、本作自体の面白さだけで全然楽しめる。

 

アメリカへの憧れ

なんとなくのアメリカのイメージって「 自由平等 、そして アメリカンドリーム 」。だけどグレアムとクライヴが憧れの土地に降り立ってから出会う人たちは、そんな煌びやかなイメージの人たちではなく 人種差別 とか 性差別銃社会宗教観 、 そんなアメリカの闇の部分を持った人たち。

特に宗教、というか キリスト教 vs 進化論 がサブプロットでいるからそこは割とフォーカスされる。ポールだし。

ちなみに劇中登場する、あのカフェ、”Little A’Le’Inn” は本当にあって、サイモンペグとニックフロストがロケハンで行ったら本当にああいう保守的な人に出会ったらしい。

そんな中、イメージ通りのアメリカ人と言えば、途中で拾った宇宙人のポール。うん。よくできている。すごく自由だしバカだなぁ(もちろん良い意味で)って。思い描くアメリカ人像を宇宙人のポールが体現する。

fuckin idiot

paul.jpg

ってよろしくない言葉をポールが言ってるだけで、ポールが一番人間くさい感じになるってのがまたね。

ポールの動きは声を担当したセスローゲンがロードオブザリングのゴラム役をやったアンディ・サーキス(Andy Serkis)に相談したとかしてないとか。

 

パロディ

細かいことはわからない。わからないけど、「ん?」って思ったところは大体ネタが入っているんだろう。ピーターパーカーとかロレンゾゾイルとかダーティハリーとか焚き火のシーンとか。

参考にされている映画はスタートレック、スターウォーズ、未知との遭遇、E.T.、レイダース/失われたアーク、バックトゥザフューチャー、エイリアン、タイタニック、他にもMork & Mindyとかのテレビ番組、デヴィッドボウイのLife on Mars、エリア51とかロズウェル事件とかMIBとかUFO関係の情報。

いやいや

わかんねーよ。

パロディではないけど、ジェイソンベイトマンを筆頭に、ジェフリー・タンバー、セスローゲンとクリステンウィグ、ジェーン・リンチ、と、5人のアレステッドディベロプメント組の人たちが登場する。グレッグモットーラ監督が数話、監督している。

そのジェイソンベイトマン演じるゾイルはミッドナイトランのヤフェット・コットー、逃亡者のトミーリージョーンズをベースにしているらしい。

1つだけ元ネタを。ジョーズから。

SMILE, YOU SON OF A BITCH!

smile you son of a bitch

を言いたかっただけです。

 

ということで

宇宙人ポールでした。

脚本2人の前のオタク作 ホットファズ(記事へ)、

グレッグモットーラが数話監督して、ジェイソンベイトマンも出ている アレステッドディベロプメント シーズン1(記事へ)、

コメディロードムービー的なもので言えば ゾンビランド(記事へ)、

セスローゲンのバディコメディで言えば スモーキングハイ(記事へ)、

なんかもおすすめです。

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