概要
基本情報
1988年 日本
監督:竹之内和久
脚本:由木義文
制作総指揮:今田智憲
原作:鳥山明
キャスト:
野沢雅子
鶴ひろみ
田中真弓
宮内幸平
小山茉美
あらすじ
亀仙人のもとで修行をしていた悟空とクリリンは、力試しのために武術大会の開かれるミーファン帝国へと向かう。しかしミーファン帝国では、己の欲望のため、大臣の鶴仙人がドラゴンボールを集めていた。そんな中、悟空たちはドラゴンボールを持つウパとボラに出会う。そのボラとともに悟空たちは武術大会に出場するが、試合中ボラが桃白白に殺されてしまう。怒った悟空は桃白白に向かっていくが!?
前回(ドラゴンボール 魔神城のねむり姫(記事へ))に引き続き、ドラゴンボールの劇場版第3作目。この作品でドラゴンボール無印の劇場版は一旦終了。(1996年のリメイク?までずっとZの劇場版になります。)
そういうこともあってか(?)今作品は1作目、2作目とは少しテイストが異なります。今回もパラレルワールドではあるんですけど、最初の2本は原作にある程度沿った形でのストーリー展開。
今回は劇場版オリジナルキャラが出ない代わりに、色んな人が登場して基本的な設定から変更されている。懐かしさはもちろん、いつもとは違ったキャラを楽しめるのが今作品の最大の見所だと思う。
ということで参りましょう。以下ネタバレありますご注意を。
冒頭からピラフ登場。ピラフがいるということはもちろんシュウとマイも登場。ドラゴンボールZ 神と神(記事へ)の時はちっちゃくなってたけど、この時はまだあの頃のままである。そして相変わらずちまちまと行動しているのである。憎めないやつらである。
その流れ続いての登場は鶴仙人と桃白白(以下タオパイパイでいきます。)。この時点ですでに懐かしさ爆発だよね。でもまだまだ止まらない。
ここでオープニング。ノリノリで「摩訶不思議アドベンチャー」を口ずさんでいるとオープニング映像は亀仙人から悟空とクリリンが修行を受けているところ。亀の甲羅背負って牛乳配達とかね。あったあった。悟空とクリリンが岩を動かしたところでオープニング抜けます。
このオープニング抜ける時、この一連の流れがね、すごく良いんよ。
曲が終わって亀仙人が「ほんとに岩を動かすとは。。」「甲羅を下ろしてジャンプしてみぃ」って言うところから本編スタート。摩訶不思議アドベンチャーかかるといつもの映像だと思って油断してたけど、ここは見逃してはいけないよ。
そうこうしているうちに次の懐かしキャラが登場。ちょっと前のシーンでタオパイパイが登場しているということは、こいつは外せない。そう。ブルー将軍です。相変わらずのおかまちゃんかな?どっちでも良いけど、やっぱりタオパイパイには舌で殺されちゃいますね。登場して速攻いなくなってかわいそうだけど、原作読んでる側からしたら期待通り。
うんうん、良い犠牲だ。仕方ない。
タオパイパイと言ったら舌攻撃と柱投げて移動するやつだもんね。
どうでも良いけど、ブルー将軍の画像をググったら片岡愛之助さんの画像がぺろっと出てきたw 不意打ちすぎ。
ちなみにレッドリボン軍からはメタリック軍曹も参戦。
メタリック軍曹というかターミネーターというか。
ちなみに ターミネーターは1984年。この劇場版は1988年だけど、原作初登場はいつなんだろう?まぁでも連載開始が1984年だから時期的にも使い易いタイミングだったのかもしれない。パクリとオマージュについて語り始めたら怒られそうだからやめておこう。
レッドリボン軍すっごい好きだったなぁ。なんて言っても響きがすごく良いよね、レッドリボン軍。ちゃんと「レッドリボン軍」って文字見るまで
れっどり/ぼんぐん
だと思ってたけどな。なんか、バランス良いじゃん?そっちのが。レッドリボン軍て認知したらやっとあのマークの意味が分かってさらに好きになったという。つまりバカだったんだなと今さら気づく。
でもこいつらがまさかZのセル編まで関わりが出てくるとは。。 最初見た時は興奮したなぁ。
さてストーリーに戻って ここからが大注目。真面目に。
餃子が皇帝
まさかそんな展開が待っているとは。。あれ、そういえば神と神の時って餃子いたっけ?ゴメンな、餃子。多分いたんだろうけど、喋ってないよな?それにしても久々にキョンシーみたいなーって餃子見たら思いました。キョンシーを思い出させてくれてありがとう餃子。
相方の天津飯はというと。餃子の付き人である。
あとはウパとボラね。あー誰だっけそれ、ってなる人は、インディアンを思い浮かべたらすぐ思い出せるはず。ウパとボラが出てきたということはだよ。そう。カリン様も出てきますよ。でも塔には登らない。
ドドンパでタオパイパイにカリン塔まで飛ばされて出会う悟空とカリン様。で、さくっと仙豆渡して元気になる悟空。それで良いのか、カリン様よ。
そして目玉はやはりこの方達でしょう。アラレちゃんとガッちゃんとせんべいさん。普通に出てきます。というか普通に一緒に戦います。タオパイパイ倒します。やっぱあれだよね、異世界だよね、ペンギン村って。あんな感じの人たちあそこにしかいないもんね。
今回のハイライトは2つ。
ハイライト1つめは物語終盤。餃子と天津飯のシーン。普通に考えたらだよ、昔からの友達だったのに大人になったら身分の違いで距離が離れていく。でも最後にはあの頃とは変わらない、やっぱり友達だね☆、みたいなちょっと感動的なシーンなんだと思うのだけれど。
見つめ合う2人がすげー気持ち悪い。
餃子「チャオズって呼んでくれた!」
餃子のウルウル上目遣いなんて全く求めていない。BL的な要素も含まれている。気がする。
そしてその後、
鶴仙人に至近距離で気功砲を撃つ天津飯であった。
ハイライト2つめは武闘会のところ。ボラと飲茶が闘っている。飲茶が優勢。でもボラに勝ってほしい。
「やむちゃさんパフパフしてあげるー」
飲茶「え?」
でやられる飲茶。残念な飲茶。もはや必要なのかわからない飲茶。言いすぎたごめんヤムチャ。
で、もうエンディングです。ここのエンディングもすごく良い感じなんだ。最後のドラゴンボールを海の中に落としてシェンロンを呼び出すところ。ここでエンディングテーマが流れる。セリフはないものの絵はちゃんとしています。ちょっと急いだ感はあるけどこういうエンディングも良いよね。
そんなこんなで色々と、ほんとに色々とキャラが色んな設定で出てきます。いつもとは違った感覚で観れるからね。マニアには良さそう、といった感じ。
イチオシはオープニングとエンディング。え? って思うかもしれないけど。そうなんです。OPとEDの入り方と抜け方がすごく良い。
そこだけでも見てみてください。
コメント
序盤のピラフ一味のシーンがピッコロ大魔王編のオマージュっぽいところからして、ピッコロ大魔王編も意識してそう。仙豆もピッコロ大魔王編から出てきたアイテムだし。
歴代三作品の中で一番ボリュームのある作品。OPとEDまではみ出してるのが気合い入りすぎだと思います。
ピッコロ大魔王編、確かに意識してそう、、
無印集大成的な位置付けで面白いですよね!
はみ出し加減が好きなんす。