概要
基本情報
2011年 イギリス
監督:ロネ・シェルフィグ
脚本:デヴィッド・ニコルズ
キャスト:
アン・ハサウェイ
ジム・スタージェス
ロモーラ・ガライ
レイフ・スポール
ケン・ストット
パトリシア・クラークソン
解説・あらすじ
アン・ハサウェイ、ジム・スタージェスの共演で、ロンドンとパリを舞台に23年間に及ぶ男女の愛の軌跡を描いたラブストーリー。監督は「17歳の肖像」のロネ・シェルフィグ。しっかり者のエマと自由奔放で恋多きデクスターは、互いにひかれ合いながらも友人でいることを選び、親友として毎年7月15日を一緒に過ごすと決める。旅行や恋愛相談など友人としての交際を続けながらも、エマは秘かにデクスターを思い続けていたが、あるときデクスターから別の女性と結婚することを告げられ……。
はじめに
予告みて意外と観たかったやつ。結局レンタルしたけど借りられててなかなか観れなかった。やっと見つけて残り1本をげっつ!かなり期待をして観て、そこそこ面白かったと思ったから 期待せずに見たらかなり面白いのかもしれない。
監督は女性。でも原作は男性。原作の人が脚本も書いたと。なんか良い感じだね。批評家の評価はあんまりよくないらしい。
ネタバレありますご注意を。
タイトル通り
まず特定の日(7/15)だけっていうのが面白いよね。こんなに7/15だけいろいろ起こるとは思えないけど。あ、え?今思ったけど、もしかして最初に二人が会った日を覚えてて、最初の頃はそこに会わせてデートしてたとか?まじか。
細い抜け道?をチャリンコで駆け抜けるエマ。その後ろ姿をカメラが撮る。ここで時計が動いて、ぐーっと過去に遡って二人の7/15をみていきます。細かいけどこういうの好き。
最初のほうは結構ぐだぐたしてるけど、なんだかんだで引き込まれてる。観る人によっては、 この関係なんなの?って思う人もいそう。それを乗り越えればこの切なさを楽しめるっていう上から目線発言も言いたくなる。
しかしデックスかわいそうだなー。あんなに自信満々だったのに。仕事も家族も新しい家族もだめになっちゃって。そんな時にやっとエマと一緒になれたのに。いい意味でも悪い意味でも次に起こることが予想できてそして当たる。
これまでの何年間か見てきた後に冒頭のシーンに戻る。あのチャリンコのシーンね。「あ、最初のシーン戻ってきたか」って思った後すぐ、すごく嫌な予感すんのよ。嫌な予感しかしないのよこれが。細い抜け道だし見通し悪いし。そして的中するっていうね。デックスかわいそう。
でもここからが良い。父親の切ないセリフでまずジャブを打たれ、
父「生きていると思い続ければいい。私はそうしてきた」
そしてイアンのセリフでダウン。
イアン「エマが君を変えた、そのお返しにエマを幸せにした」
なんか、やっぱ映画って観るタイミング大事だなー。と思った。泣けるわ。泣かなかったけど。
最後に若い頃に戻って丘っぽいところに2人行く、と。エマとの思い出の場所、と。現在はその丘っぽいところに娘と行く、と。かたや丘から降りてくるシーン、かたや娘と上るシーン。こういうところもいいよね。
振り返るとなかなか面白い映画だったなと思う。
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