気付けばこちらもシーズン2がきていたから時間のある内に見てしまおうと、一気見。いざ見始めたは良いけどダークは施設で実験対象になっているし、フロドとファラは逃げているようだし、そもそも謎のファンタジーっぽい茶番劇から始まった時点で、
あれ、どんな話だったっけ
と、完全に混乱状態。シーズン1から鑑賞の期間が空いている人は、シーズン1ラストエピソードの10分間だけでも観ておいた方が良いです。僕のように寝たら忘れてしまうような人は特に。
そして冒頭の茶番劇は、なんだよこれ、と思いつつ、ふと勇者ヨシヒコを思い出して、
あ、ヨシヒコ見ようかな
と浮気心を胸に抱きつつ見ていたけど、意外と重要だった。むしろ話の根幹だった。からバカにしないでちゃんと見ておいた方が良いです。
てな感じで、ネタバレそこそこに参ります。
概要
基本情報
2017年 アメリカ
原案:マックス・ランディス(Max Landis)
キャスト:
サミュエル・バーネット(Samuel Barnett)/ ダーク・ジェントリー
イライジャ・ウッド(Elijah Wood)/ トッド・ブロッツマン
ハンナ・マークス(Hannah Marks)/ アマンダ・ブロッツマン
ジェイド・エシェテ(Jade Eshete)/ ファラ・ブラック
フィオナ・ドゥーリフ(Fiona Dourif)/ バート
エムポー・クワホー(Mpho Koaho)/ ケン
マイケル・エクランド(Michael Eklund)/ マーティン
ダスティン・ミリガン(Dustin Milligan)/ フリードキン
オスリック・チャウ(Osric Chau)ヴォーグル
アラン・テュディック(Alan Tudyk)/ ミスター・プリースト
ジョン・ハナー(John Hannah)/ メイジ
タイラー・ラビーン(Tyler Labine)/ ホブス
イジー・スティール(Izzie Steele)/ ティナ
アマンダ・ウォルシュ(Amanda Walsh)/ スージー
クリストファー・ラッセル(Christopher Russell)/ パント
エミリー・テナント(Emily Tennant)/ ビースト
アレクシア・ファスト(Alexia Fast)/ モナ
あらすじ
再会を果たすダークとトッド。ファラだけではなく、モンタナ州の保安官を仲間に加え、2人は奇妙な事件に挑む。事件の鍵は、不思議なファンタジーの世界にある?
前回の復習
簡単に、シーズン1のラストの展開を記載。
事件がひと段落して、ダークとトッドとファラは今後の話をしている。富豪の娘を救ったお礼に大金を得ているファラは2人(ダークとトッド)の探偵社に投資をしたいという話。トッドがトイレで席を立ち、別で何かを感じ取ったダークは突然席を外し外へ。
バートとケンも楽しそうに車を走らせている。が、敵に囲まれ行く手を阻まれる。
トッドの妹アマンダは、あの危ない集団と一緒に楽しそうにしている。が、空気が変わり、敵が来たことを察知する。アマンダとヴォーグルを逃げさせ、敵との戦いは荒くれ3人で迎え撃つ。
これはやばいとアマンダはトッドに電話。トッドはアマンダを心配するが、ここでトッドに病気が発症。一方、外に出ていたダークは、ブラックウィングのおバカなフリードキンに遭遇。
と。そうかそうか、結構シーズン2へのつなぎをバラまいていたんだな。この展開を全然覚えてなかった僕はシーズン2を見始めてから「?」が続きっぱなしだった。時間が許すならば復讐はしておいた方が良い。
詰め込んだ結果
シーズン1の時点では、謎解きミステリーにSF的な要素がてんこ盛りだったけど、今回はそこにファンタジーの世界が組み込まれる。ファンタジーて。って思うかもしれないけど、シーズン1でも魔法チックなSF感があったから、意外と世界観にはマッチする。
ミステリーとは言いつつも、SF要素のおかげで何でもありになっている分、その謎解きを軸には考えない方が良い。
全体的に振り返ってみるとちょっと詰め込まれすぎてる気がしてならない。ミステリーにSFにファンタジーに、とかそういうことではなくて。まず、メインで①ダーク、トッド、ファラのチーム、②アマンダのいるRowdy3のチーム、③バートとケンのチーム、って3つのグループがあり、④それを追いかける(研究する)ブラックウィングという組織があり、今回はそこに、⑤事件の舞台となる地域の現実世界の人たちと、ファンタジーの世界の住人がいると。
多いよ。
しかも1エピソードにつき40分くらいで、シーズン2は全10エピソード。各キャラ1人1人にフォーカスして掘り下げている時間は全然ない。しかも話を進めるに連れてさらに「?」要素をバラまいちゃうもんだからシーズン後半なんて大丈夫かこれ、と心配になる。
「全体論」がもちろん主軸なわけだから、関係なさそうな小さい要素をバラまいておいて最後に繋げるというのをやらざるを得ないよね。一応、今回の対象になる事件についてはきっちり回収しているし。
ただ、なんか、薄い気がしてしまう。せめてもう1シーズンくらい続けてくれれば、キャラに深みが出てきたり能力がコネクターになって全体の理解ができてきて良い感じになってくると思うんだけどな。仕方ないけど。
個人的には、ダークの存在がシーズン1に比べてちょっと薄まってる気がするし、トッドは話し方含めだんだんリック&モーティのモーティに見えてくるし、アマンダは真の主人公に格上げになったし、バートはその裏の主人公になったし、ケンはヒゲを剃った後の豹変ぶりがおかしいし、Rowdy 3は相変わらず意味が分からないし、フリードキンはバカキャラの度がすぎるし、ミスター・プリーストは若干半端な気がするし、メイジは良いキャラだったのに終わりが残念だし、ホブスとティナはゆるゆるだし、スージーはマレフィセントだし、パントは現実にきた意味ほぼないし、ビーストはなぜか仲間になってるし、モナは能力反則だし。
こう考えると、多彩だな。さすがマックスランディス、髪をレインボーにしていただけある。
キャスト系
そんな感じで結構いろんな人が出たから少しだけ調べてみた。女の子を中心に。
アマンダ・ウォルシュ
執念と、ある意味とんでもない向上心を見せてくれたスージーを演じたアマンダウォルシュ。超人気シットコム海外ドラマ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のシーズン1の記事でも触れたけど、実はそのパイロット版に出ていたりする。
これ。
イジー・スティール
おちゃらけて見えて意外と正義感の強いティナ役のイジースティール。ホブスとのコンビ、ファラとのコンビはなかなか良かった。
ドラマ内では敵対していても、プライベートでは仲が良いということは往往にしてある。それがファン向けに意図的に作られたものだとしても、オフの写真を見ることでちょっと心が穏やかになったりするものである。
エミリー・テナント
ビースト役でほとんどまともに喋ってないエミリーテナント。素顔はこんな感じ。
どうせなら声も聞いてもらおう。
ちょろちょろちょろと映画やドラマに出演。junoとかにも出てたんだね。全然思い出せないけど。もっとよく見たいという方は、Mr.Young というドラマでメインで出ている模様。どこかで見れるかは分からない。
アレクシア・ファスト
反則的な能力を見せてくれたモナを演じたアレクシアファスト。7歳から映画関係のしているという根っからの。アウトローとかで知っているかもしれない。
ちなみに、2010年のTriple Dogという映画で、上記のエミリーテナントとも共演している。
「Alexia Fast」を画像検索してみると彼女の色んな顔が出てくる。中には本当に別人もいるけど、年齢と化粧で全然違う人に見えてくる。
エド・ヴィクター
エピソード1の終わりに、「エド・ヴィクターに捧ぐ」と捧ぐ系が。
Ed Victor という人は、ダークジェントリーの原作者、ダグラスアダムスの著作権代理人をやっていた人らしい。
気になるシーズン3は
シーズン2の評価自体はそんなに悪くはなかったけど、視聴率がついてこなくて残念ながら今回で打ち切りになっている。最後にあんなにバラまいてクリフハンガー作った割に終了とはなかなか厳しい世界。
お疲れ様でした。
ということで
ダークジェントリー、残念ながら半端に終わってしまったけれど、楽しめる人は楽しめるはず。
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