概要
基本情報
1997年 アメリカ
監督：マイク・ニューウェル（Mike Newell）
キャスト：
アル・パチーノ（Al Pacino）/ レフティ・ベンジャミン・ルッジェーロ
ジョニー・デップ（Johnny Depp）/ ジョー・ピストーネ/ドニー・ブラスコ
マイケル・マドセン（Michael Madsen）/ “ソニー・ブラック” ドミニク・ナポリターノ
ブルーノ・カービー（Bruno Kirby）/ ニッキー・サントラ
アン・ヘッシュ（Anne Heche）/ マギー・ピストーネ
ジェームズ・ルッソ（James Russo）/ ポーリー・セルザーニ
ジェリコ・イヴァネク（Zeljko Ivanek）/ ティム・カーリー
ジェリー・ベッカー（Gerry Becker）/ ディーン・ブランドフォード
アンドリュー・パークス（Andrew Parks）
ロバート・ミアノ（Robert Miano）/ “ソニー・レッド” アルフォンゼ・インデリカート
ブライアン・タランティーナ（Brian Tarantina）/ “ブルーノ” アンソニー・インデリカート
ロッコ・シスト（Rocco Sisto）/ “リッチー” リチャード・ガッツォ
ティム・ブレイク・ネルソン（Tim Blake Nelson）/ FBI技師
ポール・ジアマッティ（Paul Giamatti）/ FBI技師
解説・あらすじ
数多くのマフィアを摘発したFBI潜入捜査官、ジョー・ピストーネの捜査の全貌を描いた実話の映画化。現在もマフィアに50万ドルの懸賞金を掛けられ、隠遁生活を送る伝説的潜入捜査官ジョー役を、ジョニー・デップが熱演。また骨太なドラマに磨きをかける、アル・パチーノの好演も見もの。単身、NYのマフィア組織に潜入したFBI捜査官ジョー。ドニー・ブラスコという潜入名で街に潜伏した彼は、ある日レフティという男に出会った。彼に息子のように可愛がられ、さらに危険な世界へと導かれてゆくドニー。そしてレフティはドニーの出現に夢を見、再び人生を掛けるが…。
批評と受賞歴
受賞
ナショナルボードオブレビュー：助演女優賞（アン・ヘッシュ）
ノミネート
アカデミー賞：脚本賞
批評
- Rotten Tomatoes：87% 7.8 / 10
- Metacritic：76 / 100
- Roger Ebert：3.5 / 4
- IMDb：7.8 / 10
潜入捜査
ジョー・ピストーネの実録手記 “Donnie Brasco: My Undercover Life in the Mafia” に基づいた実話ベースの本作。監督は「セールスマンの死（Death Of A Salesman）」を参考にしているらしい。
これ、好きな人はすごい好きだろうなぁ。
“Forget about it”
って言っちゃうんだろうなぁ。この2人見て、すごい好きになっちゃうだろうなぁ。
この2人。この2人が。ね。
ぜひ見てください。
“Fuhgedaboudit”
ってしばらく言っちゃうんだろうなぁ。ちなみにアルパチーノはマフィアのスラングを言えることをすごい楽しんでいたらしい。
そんなマフィア側も悪いことをしていても結局は人。それを捕まえる人ももちろん人。ジョニーデップ演じるドニーが今まで信じてやってきたことが揺れ動く感じ、そういう狭間での悩みがあるから終盤でのセリフが素晴らしいものになる。
さらっとすごい良いセリフがあったりするんで、そんなセリフ回しも注目して観てみてください。
てな感じで小ネタメインで参ります。
際立つ2人
主役だから当然なんだけど。多分ここまで引き込まれるのはアルパチーノの演技なんだろう。哀愁ある感じ。そして ジョニーデップが真面目にやっている 。
いやいつも真面目なんだろうけど、パイレーツオブカリビアンとかさ、先に観ちゃってる映画のそういうイメージがついちゃっててね。
アルパチーノ側、ジョニーデップ側、どっちの側に立っても何かしら感じるものがある。
元々はジョニーデップじゃなかった
企画が上がった段階では、スティーヴン・フリアーズ（Stephen Frears）が監督して、トムクルーズ（Tom Cruise）が演じる予定だった。でも進めようと思ったらグッドフェローズが公開されちゃって、マフィア映画だしすごい面白いしちょっとな、、ってことで延期。
でもアルパチーノは最初から揺るがなかった。1994年にジョニーデップがホテルで暴れて逮捕された事件があって、そのちょっとダークで荒い感じが、ジョニーデップが選ばれた理由の1つでもあるらしい。あとアルパチーノが推したって話もある。
そんなジョニーデップは原作者とは密に会ってFBIのことを色々勉強している。
さすがアルパチーノ
あの哀愁がたまらない。アルパチーノが演じる劇中のレフティは、実際のレフティとソニーブラックを合わせたようなイメージらしい。
そのソニーブラックを演じたマイケルマドセンは出会ってすぐ結婚しちゃった？みたいで、それに対してアルパチーノは「こいつバカだ」的な冷ややかな目だったらしいけど、今も続いている、夫婦生活。
哀愁がありつつ、かっこよさも忘れない。タバコを吸っているシーンがあるけど、この時アルパチーノは禁煙中だったようでハーブタバコを吸っている。
で、その場にいた監督は思った。
「くっせぇ」
ということで
マフィア映画だったらやっぱりゴッドファーザー、グッドフェローズ、アンタッチャブル
実話を元にしている カジノ
伝記系なら ハワードヒューズを描いたアビエイター
とか、アランチューリングを描いたイミテーションゲーム
なんかもおすすめです。
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