概要
基本情報
Season4:2013年5月〜 アメリカ
原案:ミッチェル・ハーウィッツ(Mitchell Hurwitz)
製作:
ロン・ハワード(Ron Howard)
ブライアン・グレイザー(Brian Grazer)
キャスト:
ジェイソン・ベイトマン(Jason Bateman)/ マイケル・ブルース
ポーシャ・デ・ロッシ(Portia de Rossi)/ リンジー・ブルース・フュンケ
ウィル・アーネット(Will Arnett)/ ジョージ・オスカー・ブルース2世(ジョブ)
ジェフリー・タンバー(Jeffrey Tambor)/ ジョージ・ブルース・シニア / オスカー
ジェシカ・ウォルター(Jessica Walter)/ ルシール・ブルース
マイケル・セラ(Michael Cera)/ ジョージ・マイケル・ブルース
アリア・ショウカット(Alia Shawkat)/ メイ・”メイビー”・フュンケ
トニー・ヘイル(Tony Hale)/ バイロン・”バスター”・ブルース
デヴィッド・クロス(David Cross)/ トバイアス・フュンケ
ロン・ハワード(Ron Howard)/ ナレーター
解説・あらすじ
家族経営の企業の社長である父親が不正会計で逮捕されてその資産を凍結されたのをきっかけに、変人ばかりの家族を養うために奮闘する次男とその息子を描いた1話30分のシチュエーションコメディドラマ。
批評と受賞歴
批評
・Rotten Tomatoes:78% 8.14 / 10
・Metacritic:72 / 100
ちゃんとしている
お?今までのシーズンとはちょっと毛色が違う。気がする。いや違くはないんだけど。違くはないという日本語に対しての物言いは一旦置いてください。
何が違うかといえば、思ったより ちゃんとしている。という上から目線な発言をしてみる。ちゃんとしているっていうのは、 きっちり練った群像劇 っていう感覚。
群像劇って言っても家族だから誰かしら会うのなんて当たり前なんだけど、その行動とか会話の内容によって、他の誰かしらに知らぬ間に影響していくってところが群像劇っぽい。
結構今までのシーズンは自由に動き回って各話で終わっても良いし終わらなくてもいいし、っていうスタンスな印象だったけど、今シーズンはNetflixで全エピソードを一気に公開ということも影響して(かどうかは知らないけど)、シーズンを通してうまくまとめていると思う。
今シーズンの概要はシンコ・デ・マヨ(Cinco de Mayo)っていう5月5日のメキシコの祝日、に対抗して勝手に作ったシンコ・デ・クワトロっていうお祭りの日付近をターゲットに、ブルース家の人たちがどんな行動をしてたか、各キャラクターごとにフォーカスして、各エピソードで追っかけていく感じ。
もちろん間の空いた6年間何をしてたか、っていう穴埋めも含めて。だから一同勢揃いは残念ながらあんまり見られなくて、1つの出来事に対して、個々の行動とそれぞれの繋がりを描く構成。
新キャスト
メインは変わらずのキャスト陣。でももちろん新キャラも登場。
特によく出てくるのは、なかなか掻き回してくれたレベルアリー役のアイラフィッシャー(Isla Fisher)。劇中ロンハワードの非嫡出子として登場している。ちなみにロンハワードの奥さんシェリルハワードの旧姓が “アリー” らしい。
それからハーバートラブ役のテリークルーズ(Terry Crews)。エクスペンダブルズシリーズに出ている。
それから若い頃のジョージとルシールを演じるのは セスローゲン(Seth Rogen)とクリステンウィグ(Kristen Wiig) コメディアンとコメディエンヌが見せてくれる。
このあたりが好きな人も今シーズン楽しめるかもしれない。
ささいな小ネタ
ささいなネタはいっぱいありそうだけど、1つだけ。ジョージマイケルを掘り下げるエピソードで、テレビアニメを見てるシーンがある。このアニメ、”Sit Down Shut Up” っていう2009年のアニメらしいんだけど、アレステッドディベロプメントの原案のミッチが製作している。そしてウィルアーネットとジェイソンベイトマンが声をやっている。
劇中これを見ていたジョージマイケルを演じているマイケルセラは、今シーズンでは脚本チームに加わっているとか。
3終了からの映画化の噂とNetflix
2006年、シーズン3が終了。シーズン3の最後のおまけでロンハワードが登場して、「テレビって感じじゃない、映画はどう?」みたいな感じで終わっている。
実際、話のフォローアップを映画でやろうかなってことでだいぶ動いていたらしい。でもなんやかんやしてる内にシーズン3からだいぶ経っちゃって観客も結構内容忘れてるはずだから、
「昔の話から繋げるのに準備段階として思い出させる必要あるよなぁ、でもあまりにも多いからそんなん映画でやろうもんなら時間のほとんどが回顧で終わっちゃうよなぁ、、」
って悩んだ結果、シーズン4にしたらしい。
NetflixのCEO、リードヘイスティンス(Reed Hastings)さんと原案のミッチは当初、これが最後のシーズンで1回きりの復活になるって考えてたとのこと。
とは言いつつも、映画化の話はなくなってはいないみたいで、ミッチは「映画作ろうと動いてる。もう1本シーズン作ってそれから映画かな」的な発言をしている模様。ただ僕の英語のニュアンスの取り違えの可能性が十分にあるのでわからない。
で、シーズン5は?
2015年には製作のブライアングレイザーが、シーズン5は17エピソードにしようかなーとも言っていたらしい。でも来ると思われていた2016年もスルーしてもはや2017年。出演者との交渉が終わって間もなく、みたいな話もありつつ、別の噂ではシーズン5は ブルース家のプリクエル だという情報も。別のキャスト使って若い時代を描くと。
んーーー。
あとこんなんもある。
ちなみにみんなが終わりだって思っていたシーズン3の最後のいつもの次回予告。シーズン1とシーズン2の最後は、“On the next season” だったのに対して、シーズン3の最後は “On the epilogue” になっている。
で、シーズン4はどうかというと。 “On the next…” だった。ここに賭けよう。
ということで
アレステッドディベロプメントのシーズン4でした。
ジェイソンベイトマンとマイケルセラの共演作 ジュノ(記事へ)、
アイラフィッシャー出演作 グランドイリュージョン(記事へ)、
1話の空港のシーンで一瞬出ていたアダムディバインを見て、あ、誰だっけ誰だっけって思ってたけどこれに出てた マイインターン(記事へ)
なんかもおすすめです。
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