概要
基本情報
2008年 アメリカ
監督:エリック・ブレヴィグ(Eric Brevig)
キャスト:
ブレンダン・フレイザー(Brendan Fraser)/ トレバー・アンダーソン
ジョシュ・ハッチャーソン(Josh Hutcherson)/ ショーン・アンダーソン
アニタ・ブリエム(Anita Briem)/ ハンナ・アスゲリソン
ジャン・ミシェル・パレ(Jean Michel Pare)/ マックス・アンダーソン
ジェーン・ウィーラー(Jane Wheeler)/ エリザベス・アンダーソン
セス・マイヤーズ(Seth Meyers)/ アラン・キツェンズ教授
解説
ジュール・ヴェルヌ原作の冒険SF小説を、最新技術で実写化した冒険ファンタジー。『メン・イン・ブラック』の特撮の監修をしたエリック・ブレヴィグが、立体デジタル撮影装置を駆使して色鮮やかな地底世界を表現。主演は『ハムナプトラ』シリーズのブレンダン・フレイザー。浮かんでは消えるマグマの海、巨大キノコ、人食い植物などのスペクタクル映像が圧巻だ。
あらすじ
兄の遺志を継いで地質学研究に打ち込むトレバー(ブレンダン・フレイザー)はおいっ子のショーン(ジョシュ・ハッチャーソン)を預かるが、ぶっきらぼうで何ごとにも無関心なショーンに困り果ててしまう。そんな2人は過去に取り付けたアイスランドの地震調査装置の異常を確かめるため現地に向かうが、激しい落雷に襲われ、洞窟に避難する。
批評と受賞歴
受賞
・BMI Film & TV Awards:BMI Film Music Award
・SOCAN Awards:SOCAN Award
ノミネート
・Teen Choice Awards
・World Soundtrack Awards
・Young Artist Awards
批評
・Rotten Tomatoes:61% 6 / 10
・Metacritic:57 / 100
・Roger Ebert:2 / 4
・IMDb:5.8 / 10
ドンキーコングやりたい
んーー。
んーーーーーー。
荒んだ大人の汚れた目で観た自分が悪いと反省中。でも小さい頃に見たらどきどきわくわくしそう。純粋に。あんなところあったら大冒険だし。絶壁にトロッコ、変わった植物に白雲母。
あー。
1日中ドンキーコングやりたい。スーファミの。
トロッコシーン然り、全体的に合成頑張ってます感が出ちゃって居心地悪い感じに。でも2008年だもんね。2008年。他の作品はもっと合成頑張ってなかったっけ?
ストーリーは分かりやすくてひねりはない。だから単純に冒険を楽しめば良いと思う。映画的なところで言えば、ショーンの成長物語、ハンナの心を取り戻す物語、トレバーの、トレバーのなんだろう。兄を乗り越える物語?
冒頭の方でショーンがヨーヨーを飛行機にまで持ち込んでたから、絶対後のオチの方で使ってくると思ってたけど、
何にもなかった。(見逃してなければ)
マグネシウムはきっちり回収したのに。ま、そんな感じ。
そんな感じでネタバレあっても良いよね。小ネタメインで参ります。
マグネシウムのやつ
発煙筒で発火して燃えるシーン。
ブレンダンフレイザーは 本当に燃えたらしい。
燃えたブレンダンフレイザーって書いたらフレイザード思い出して無性にダイの大冒険読みたくなった。ああそうか。ドンキーコングやらダイの大冒険やら、本作は子供心を思い出させてくれる良作かもしれない。
フィンガーフレアボムズ。
とカントリーマァムを食いながら独り言を言ってみる。
元ネタ
元ネタというかなんというか。劇中にも出てきているSFの父ことジュール・ヴェルヌ(Jules Verne)の 地底旅行(Voyage au centre de la terre / Journey to the Center of the Earth)。
ジュールヴェルヌ作では映画史でも取り上げられる月世界旅行とか書いていたりするけど、地底旅行は、1959年、2000年にも映画化されている。ってwikipediaに書いてあったけど、2000年の方はTVのミニシリーズらしい。
監督はジョージ・ミラー。僕は騙された。
え?マッドマックスの?ジョージミラー????
って思ってたけど、別のジョージミラーらしい。スコットランド出身の方。もちろん、こちらのジョージミラー氏も偉大な方です。
Holmes Stereoscope
地底でマックスの物をトレバーとショーンが物色している時、「なんだこれ?」「知らね」みたいなシーンがある。その時に持っていたのがこれだ。
Holmes Stereoscope。Oliver Wendell Holmesという医者?作家?がデザインしたもので、Stereocardというものを見るために作られた。そのStereocardってのは右用、左用に分かれていて、これでピンとくるかもしれないけど、要は 3Dメガネ。
ヴィクトリア朝の時代のものらしい。stereocardは世界の国の様子が描かれているものが多くて(?)、娯楽として人々は楽しんでいたらしい。DVDを見る感覚で。
重要なのが本作は 3D上映作品だということ。そんな3Dの先駆けの道具と、そのシーンの会話の内容の感じ、そういう小ネタを仕込んでいるのはすごく好き。
そんな3Dの悲劇
本作の監督はエリックブレヴィグさん。でも実は前任者がいた。ポールチャート(Paul Chart)という人が脚本書いて、監督もする予定で進んでいた。でも、3Dで撮るんだー、って決まってから、この人は辞めちゃった。
彼が考えていたようなアクションアドベンチャーではなく、もっとアトラクション(まさにディズニーとかの)っぽくなっちゃうかもなぁ、って思ったようで。
そしてジュールヴェルヌの作品は彼のお気に入りだったことも追い打ちをかけ、結局エリックブレヴィグへバトンタッチ。
当初の脚本は3D用にかなり再編されてしまったらしい。。いやはやなんとも。。ちなみにエリックブレヴィグさんはキャプテンEOでもビジュアルエフェクトとして関わっていた模様。
改めてキャプテンEOを調べて驚愕した。制作総指揮ルーカス、監督コッポラ、マイケルは一旦おいといて、女王はアンジェリカヒューストン。
まじかよ。
ということで
センターオブジアースでした。久々にライドしたい。
ゆるーい冒険系なら ライフ・アクアティック(記事へ)、
ジョージミラー違いなら マッドマックス2(記事へ)、
なんかもおすすめです。
コメント