概要
基本情報
2013年 スペイン
監督:ペドロ・アルモドバル(Pedro Almodovar)
キャスト:
ハビエル・カマラ(Javier Camara)/ ホセラ(チーフCA)
アントニオ・デ・ラ・トーレ(Antonio de la Torre)/ アレックス(機長)
ラウール・アレバロ(Raul Arevalo)/ ウジョア
カルロス・アレセス(Carlos Areces)/ ファハス
ウーゴ・シルバ(Hugo Silva)/ ベニート(副機長)
ロラ・ドゥエニャス(Lola Duenas)/ ブルーノ(処女)
セシリア・ロス(Cecilia Roth)/ ノルマ(SM女王)
ギレルモ・トレド(Guillermo Toledo)/ リカルド(俳優)
ミゲル・アンヘル・シルベストレ(Miguel Angel Silvestre)/ 新郎
ラヤ・マルティ(Laya Marti)/ 新婦
ホセ・マリア・ヤスピク(Jose Maria Yazpik)/ インファンテ(警備アドバイザー)
ホセ・ルイス・トリホ(Jose Luis Torrijo)/ マス(銀行頭取)
ブランカ・スアレス(Blanca Suarez)/ ルディ(リカルドの元恋人)
アントニオ・バンデラス(Antonio Banderas)/ レオン(整備士)
ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)/ ジェシー
パス・ベガ(Paz Vega)/ アルバ
スージー・サンチェス(susi sanchez)/ アルバの母
カルメン・マチ(Carmen Machi)/ ラ・ポルテラ
解説
『トーク・トゥ・ハー』『私が、生きる肌』などの鬼才ペドロ・アルモドバルによるコメディー。機体トラブルで旋回し続ける旅客機内を舞台に、オネエ系の客室乗務員をはじめとするクセあり乗務員と乗客が抱腹絶倒の騒動を繰り広げる。『気狂いピエロの決闘』などのカルロス・アレセスや『トーク・トゥ・ハー』などのハビエル・カマラら、スペインの実力派俳優が結集して怪演を披露。アルモドバル監督ならではのカラフルでポップなビジュアルに加え、アントニオ・バンデラス、ペネロペ・クルスといった大物出演も楽しい。
あらすじ
マドリードからメキシコシティへと向けて飛び立ったものの、機体トラブルが発生して上空を旋回し続ける旅客機。ビジネスクラスを担当するオカマの客室乗務員トリオは、乗客の不安を少しでも和らげようと、歌って踊り、さらには不気味なカクテルを作る。しかし、不吉な予言をするアラフォー女性、何かとクレームをつけてくるsmの女王様、泥酔状態の新婚カップルなど、クセのある乗客たちの言動が、機内をさらなる混乱に陥れていく。
批評と受賞歴
批評
・Rotten Tomatoes:48% 5.6 / 10
・Metacritic:55 / 100
・Roger Ebert:2 / 4
・IMDb:5.6 / 10
3年が過ぎました
初めて予告編を見て「うわ何これくだらなくて面白そー」って思ってから徐々に徐々に見たい欲求が膨らみ、でもいざ時間ができると「微妙そうだから後回しでいっか」って思っていたら
3年が過ぎました。
良くも悪くも期待を裏切らなかった。私は1本もアルモドバル監督の作品を見たことないから下手なことは言えないけど、なかなか色々なジャンルの作品を撮っているらしい。
今回はコメディだったけど、別のジャンルの作品を見てこの監督を好きになったとしたら、本作については
んー、そういうことじゃないんだよな
って思ってちょっと期待はずれだったかもしれない。逆にコメディ作品時代からこの監督のファンだったとしたら、「ついにコメディに帰ってきたー」って歓喜して期待感がすごかったから、
んー、そういうことじゃないんだよな
って思ってちょっと期待はずれだったかもしれない。
嫌な言い方をすれば中途半端になって微妙な仕上がりになっちゃってる感じを受け取った。さらに嫌な言い方をすれば、ただのコメディでそれ以上でもそれ以下でもない。ただ、こういう何にも考えずに垂れ流しできる映画もたまに見たくなるのは確かだと思う。個人的にはあんまり笑えるところがなかったのも事実。
変人とエロス
全体的な作りとか要素としては、 変人+エロス。
複雑な問題を抱えた人たち、いろんな状況に置かれた人たちが、飛行機に集まり、共通の危機的状況に置かれ、そして各人の問題は筒抜けになり、問題と時間を共有、そして解決する。
その個々の状況のどうしようもない感じ、ふわふわしちゃってる感じが、飛行機が目的地が決まらずに空を彷徨っているのとシンクロしている、と。
なんとなく、「変人たちが一堂に会すれば何か起こるだろう」ってところに頼ってしまってる感がしてならない。エロス部分については、下品さの方が上回っちゃってる気がする。ゲイの描写がうんぬんではなくて、乱交ちっくなところがなんかこう、上手く表現できないけど、色気がない、ってのが近いかな。
タイトルについて
邦題は「アイムソーエキサイテッド」。英題は「I’m So Excited」。原題は「Los amantes pasajeros」。
Los は冠詞、amantes は「恋人」とか「愛人」とかそういう感じ、 pasajeros は「乗客」。
スペイン語は全く分かんないけど、 単語を並べただけでもなんとなく言いたいことは分かる気がする。邦題は完全に英題に引っ張られているだけな気がするんだけど。映画見た上で決めたのかなこれ?もっと日本語で良い訳、良いタイトルが付けられたような気がするんだけどなぁ。と言いつつ、
自分は何も思いつかない。
アントニオバンデラス
アントニオバンデラスとペネロペクルスが冒頭に出てくる。アントニオバンデラスの画像を見ててふと思う。
ジョージクルーニーに似てない?
そしてさらにふと思う。
堺雅人に似てない?
無理があったか
ということで
アイムソーエキサイテッドでした。
フライトは直接関係ないけど ハドソン川の奇跡(記事へ)、
フライトは直接関係ないけど キャッチミーイフユーキャン(記事へ)、
フライトは直接関係ないけど アビエイター(記事へ)
なんかもおすすめです。
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