https://www.youtube.com/watch?v=Ti0TMOtvUYI
2016年 日本
監督:三浦大輔
原作:朝井リョウ
キャスト:
佐藤健 / 二宮拓人
有村架純 / 田名部瑞月
菅田将暉 / 神谷光太郎
二階堂ふみ / 小早川理香
岡田将生 / 宮本隆良
山田孝之 / サワ先輩
解説
『桐島、部活やめるってよ』の原作者である朝井リョウの直木賞受賞作を、演劇ユニット「ポツドール」を主宰する『愛の渦』などの三浦大輔が映画化。就職活動対策のため集まった5人の大学生が、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識によって彼らの関係性が変わっていくさまを描く。就職活動を通じて自分が何者かを模索する学生たちには佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生といった面々がそろい、リアルな就活バトルを繰り広げる。
あらすじ
就職活動の情報交換のため集まった大学生の拓人(佐藤健)、光太郎(菅田将暉)、瑞月(有村架純)、理香(二階堂ふみ)、隆良(岡田将生)。海外ボランティアの経験や業界の人脈などさまざまな手段を用いて、就活に臨んでいた。自分が何者かを模索する彼らはそれぞれの思いや悩みをSNSで発信するが、いつしか互いに嫌悪感や苛立ちを覚えるようになる。そしてついに内定を決めた人物が出てくると、抑えられていた嫉妬や本音が噴きだし……。
批評と受賞歴
みんなの評価
・Yahoo!映画:2.9 / 5(2016/10/31時点)
自分じゃん
何者、観て参りました。客層は10代後半〜20代後半が多かった印象。ほぼほぼ満席だったかと。少しだけ予習して期待してしまった結果、少しだけ肩透かし感。でも基本的には満足でした。
就活がー、とか、SNSがー、とか、そんなに関係ない。
メインの5人を客観的に見たときに、人には知られたくない一面が現れてくる。それを
あ、やばい、自分のことじゃん
って思える部分がどのくらいあるかで、この作品の面白さが変わってくると思う。ネタバレしちゃそうなのであとは下記で。以下ネタバレあります、ご注意を。
いかに心をえぐられるか
「いかに心をえぐられるか。」ここに本作を楽しめるかどうかがかかっている。もちろんダイレクトに伝わるのは就活経験者のSNS依存者かもしれない。
けど、裏で悪口なんてどの世代でもあるだろうし、妙にプライドが高くて認められたい願望だってあるだろうし、自分は特別で他のやつとは違うんだって思うことだってあるだろうし、自分は夢物語の主役だって思ったことだってあるだろうし、やむをえない理由で自分の道を考えなすことだってあるし。何かしら引っかかるところはあると思う。
だから、見方によっては若い人でもなくてもすごいぐっとくると思われる。さぁ、
自分の悪行を思い出すのだ。
映画の演出だけに頼ってなんとなく観てたら、あーはいはい、あーはいはい、で終わる映画。あと、全く自分に嘘偽りなく生きている人であれば何も感じないかもしれない。
でも自分の経験を思い出しつつ、自分のエゴとか自己中さとか醜さを頑張って思い出せれば、心に響く一作になると思います。
ちなみに就活は半端にやり、twitterは2言で飽きた自分の場合は、半分、佐藤健、もう半分は岡田将生。
悪口言える勇気はないけど、人を見て、「あーこういう人なんだな」って思ってたのと、岡田将生くんみたいにオシャレそうな生き方ではないけど、自分はなんとかなるでしょって思って生きてた。そして有村架純のセリフでごめんなさいって思った。
若干の肩透かしくらった感
これはちょっと期待してしまった自分が悪かった。予想ではもっとえげつないことを佐藤健がやっているのかと思ってたから。最後に、さぁくるぞって身構えちゃったから。
ただ裏アカで分析チックに悪口を言っていただけ。しかも内容そこまでえぐくもないし。いやまぁ自分が言われてたって知ったら嫌だけど。でもどうせ万人受けするのなんて無理だと、誰かしらに悪口は言われてるもんだって思うようにしてるから、あの発覚シーンは正直そんなにこなかった。
というか、えぐいのを求めている自分はMかもしれないと、客観的に見た結果、今気づく。
1曲
中田ヤスタカ NANIMONO(feat.米津玄師)
映画が終わった後のtwitter
いけない、いけないと思いつつ、やってしまった。本作上映後、一番後ろの上の席だった自分は、他人のスマホ画面を見ながらtwitterやってる人いないかなーって 覗き見。
ごめんなさい。そして、なんだよ誰もやってないのかよって思ってしまって、さらにごめんなさい。
ということで
就活生以外でも全然観れてしまう作品かと。お時間ある方はぜひ。
朝井リョウ原作といえばやっぱり 桐島、部活やめるってよ(記事へ)、
違うえぐさだけど ブルージャスミン(記事へ)、マルホランドドライブ(記事へ)、
なんかもおすすめです。
コメント