ソーセージ・パーティー / Sausage Party

映画 『ソーセージ・パーティー』 予告

記念すべき、アメリカ産フル3DCGIアニメーションで、R指定を受けた作品。

記念すべき。

2016年公開時にニュースで見かけて、くだらなそうだなー、面白そうだなー、と思いつつも、公開している劇場が限られていて、六本木ねー、と思いつつ結局見なかった作品。ネットフリックスからのニュースで配信されていることを知り、ついに鑑賞。

きっと多方面から酷評されているんだろうなーと思い込んでいたけど、意外と批評家からは、ユーモアからアニメーションデザイン、声優、脚本にディレクションと、なかなか幅広く評価されている

が、その一方で一般の評価は微妙なところ。内容が内容なだけに引いちゃう人も少なからずいるかもね。

でも、日本はともかく全世界の興行収入は140ミリオンドルを超えた。R指定アニメの絶対王者だったサウスパークの映画、「サウスパーク/無修正映画版(South Park: Bigger, Longer & Uncut is a 1999)」を超えてR指定界のトップに躍り出た。ちなみにサウスパークは83ミリオンドル。

商品を取得できませんでした。存在しないASINを指定している可能性があります。

とりあえずポスターを見て、気になった方は観た方が良いだろう。逆に不愉快に思った方は、止めておいた方が良いかと。想像通りのゲスいネタが詰まっている。

小ネタ振りまきつつネタバレありつつ参ります。

 

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概要

基本情報

2016年 アメリカ

監督:
コンラッド・ヴァーノン(Conrad Vernon)
グレッグ・ティアナン(Greg Tiernan)

脚本:
カイル・ハンター(Kyle Hunter)
アリエル・シェイファー(Ariel Shaffir)
セス・ローゲン(Seth Rogen)
エヴァン・ゴールドバーグ(Evan Goldberg)

音楽:
アラン・メンケン(Alan Menken)
クリストファー・レナーツ(Christopher Lennertz)

声:
セス・ローゲン(Seth Rogen)/ フランク
クリステン・ウィグ(Kristen Wiig)/ ブレンダ
ジョナ・ヒル(Jonah Hill)/ カール
ビル・ヘイダー(Bill Hader)/ 火酒、テキーラ
マイケル・セラ(Michael Cera)/ バリー
ジェームズ・フランコ(James Franco)/ ドラッギー
ダニー・マクブライド(Danny McBride)/ ハニー・マスタード
クレイグ・ロビンソン(Craig Robinson)/ ミスター・グリッツ
ポール・ラッド(Paul Rudd)/ ダーレン
ニック・クロール(Nick Kroll)/ ビデ
デヴィッド・クラムホルツ(David Krumholtz)/ カリーム・アブドゥルラヴァッシュ
エドワード・ノートン(Edward Norton)/ サミー・ベーグル・ジュニア
サルマ・ハエック(Salma Hayek)/ テレサ・デル・タコ

あらすじ

スーパーマーケット「ショップウェル」で、ソーセージのフランクは恋人であるパンのブレンダと結ばれホットドッグになることを夢見るなど、食材たちは人間に買われることを望んでいた。ある日、ついに一緒にカートに入れられ喜ぶフランクとブレンダだったが、アクシデントが発生し店に取り残されてしまう。一方、夢がかない購入された食材たちは……。

 

下品さを楽しめるものが全てを制す

見た目からしてそもそもアレな感じではあるけども、会話の内容はそれ以上にひどい。もちろん良い意味で。

「先っちょだけ」とか。僕は下ネタ大好きなわけではないけど、くだらなすぎて思わず笑っちゃうよね。もちろん良い意味で。

ゴリ押しも有効な手ではあるよなぁ。でもラストでのメタ発言で彼ら自身も認めている。「これは悪趣味な映画が好きな幼稚な人間のために作られたものだ」と。

すみませんでした。

とは言っても魅力は下ネタだけではない。

スーパーの中は現実の世界を模倣するように「人種」的なものが存在する。各売り場はその現実の世界でいう国とか地域の特色を表していて、お互いをいがみ合っていたりするなんて描写があるわけだ。

コメディアン・コメディエンヌからしたら突かないわけにはいかないよね。ま、舞台を用意しているのも彼らだけど。

 

コメディのスターが結集

個性的なキャラクターが勢ぞろいなわけだけど、コメディ界のスターたちが声をやっている。コメディアン、コメディエンヌだけでなく、あの有名な作曲家も。

集まっているからって面白くなるわけでは決してないけど、プロが集まったらその分何か新しいものができるんじゃないかとワクワクはするよね。

監督:コンラッド・ヴァーノン、グレッグ・ティアナン

2人ともアニメ関係をやってきていて、コンラッドヴァーノンはマダガスカル3やシュレック2。グレッグ・ティアナンはきかんしゃトーマスの映画を何本か監督している。

ここへきて急に下ネタ路線という。

脚本:セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグ

脚本としては、もう2人ほど名を連ねているけど、セスローゲンとエヴァンゴールドバーグはスーパーバッドとかスモーキングハイとか2人で組んでやることが多い。

スーパーバッド 童貞ウォーズ / Superbad
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スモーキング・ハイ / Pineapple Express
概要 基本情報 2008年 アメリカ 監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン(David Gordon Green) 原案:ジャド・アパトー(Judd Apatow) キャスト: セス・ローゲン(Seth Rogen)/ ...

ビデ役:ニック・クロール

僕が今完全にイチオシなのは、良い感じで悪いビデの声をやっていたニッククロール。

Netflixの下ネタ青春アニメ、ビッグマウスを手がけている。これがとんでもなく面白い

ビッグ・マウス / Big Mouth
概要 基本情報 2017年9月 原案・製作: ニック・クロール(NIck Kroll) アンドリュー・ゴールドバーグ(Andrew Goldberg) マーク・レヴィン(Mark Levin) ジェニファー・フラケット(J...

しかしビデのキャラがなかなか良いよね。登場シーンからして。

Sausage Party Douche

C-H-I-P-S chipschipschips

最高かよ。

タコ役:サルマ・ハエック

僕が好きな人がもう1名。ファンが多そうなレズのテレサデルタコ。声をやったのはサルマハエック。名前見た瞬間にフロムダスクティルドーンのヘビを巻きつけて踊っていた姿が脳内再生された。

Salma Hayek / From Dusk till Dawn (HD720).

お世話になります。

本作での彼女のセリフ、”Once you go taco, you never go back-o” は即興で作られたらしい。動画は↓

終盤のシーンな上に、youtubeでも15歳未満は見られない下品なシーンを含んでいるので視聴には要注意です。
Sausage Party – Once You Go Taco – HD

音楽:アラン・メンケン

冒頭(だけではないけど)にブッ込まれているあのミュージカル。アニメーションと相まってものすごくディズニーっぽいなぁと思っていたけど、それもそのはず、アランメンケンが担当している。

アランメンケンはアンダーザシーやら美女と野獣やらホールニューワールドやらゴーザディスタンスやら、ちょっと、化け物級

ちなみに今回のこの曲、The Great Beyond

Sausage Party – The Great Beyond Song (Iconic Movie Scene) [HD]

は何かの賞にノミネートされている。そんなアランメンケン、本当かどうかは知らないけど、本人曰く

” in real life, I’m actually a very R-rated person “

とのこと。逆に好感が持てる。

 

R指定までの道と公開後の噂

下ネタに残虐シーンがあるからにはキツ目のレーティングは免れないとは思うけど、MPAAからしても、前例がない分どう扱っていいか困惑していた模様。

直接性的な表現をしていなくても、暗喩というか含みを持たせた描写も多々。

ベビーキャロットは小さい男性き、Twinkieの “Twink” はゲイスラングの1つ、”Tea Bag” はきっとteabagging。

見た目的なものだと、ピラピラのラバシュには最初、陰毛(に見えるもの?)があったらしい。MPAAからNC-17だと言われてから取っ払って(無事に)R指定になったと。

そんな感じだから、結構多くのスタジオにお断りをされていたらしい。

一方、スウェーデンでは7歳以上なら保護者同伴で鑑賞可という強気の姿勢。将来が楽しみである。

 

とは言いつつも、蓋を開けてみれば予算19ミリオンに対して、興行収入は140ミリオンオーバー。ピクサーとか他のアニメーションの会社は大抵予算100ミリオンらしい。

ただ、安く上げることにこだわりすぎて、受けたスタジオは中々ハードワークさせていたらしい。過酷な環境だから去ろうとすると、クレジットに入れてもらえなかったり。お疲れ様でした。

 

続編を視野に

これだけ人気ならば続編もくるのではないだろうかと言われている。

急にメタ視点を含めて続編も見据えたような終わり方をしたあのラスト。個人的には、ああいう “やれそうだったら続編作るスタイル” の終わり方はあんまり好きではないんだけど、本作に関して言えば、その辺の適当さも含めてまぁいいか、と思えてしまう。

それに、実はあの終わりにはもう少し続きがあって、現実というかリアルな世界に飛び出した後の(?)シーンも撮られていたという噂。どうもセスローゲンとエドワードノートンとマイケルセラがディナーをしているシーンが実写で撮られていた模様。でも試写会で不評でカットしたと。

そういうこと言われると気になっちゃうよね。だからまぁ、続編をそこまで意識していたわけではないかもしれない。

でも、セスローゲン本人も続編には興味があるみたいで、続編作るとしたらロジャーラビット的なアニメとの融合を考えていると。

意外と普通の答え。

そのディナーシーンはそっちで使われるかもね。

本作自体も、セスローゲンがノックトアップとかスーパーバッドの頃から「次の仕事は?」と聞かれた時に冗談で “It’s called ‘Sausage Party” と言っていたみたいだし、嘘でもこういうこと言っていると、本当に成立したりするんだよね、不思議と。

ディス・イズ・ジ・エンドとか、マチェーテとか、嘘から始まった前例はあるし。

 

オマージュ的なネタ

セスローゲンは本作をダークなディズニーと言っていたようで、ディズニーピクサーのイースターエッグとして恒例の「A113」が入っていたりする。

ドラッギーの車のナンバー。そしてバンパーには「DIXAR」。

他にもオマージュ的な要素がいくつか。

ハニーマスタードから始まるみんながカゴから落ちた後のシーンがプライベートライアンの冒頭だったりミートローフのバイクのシーンはMeat Loafのアルバム「地獄のロック・ライダー(Bat Out of Hell)」からだったり、エドワードノートンのベーグルのキャラはウディアレンだったり。マリファナ吸って咳き込むシーンはスモーキングハイ、と言っている人がいたけど、どうだろね。

それから個人的にくだらねーなーと思いながら笑ってしまったのはホーキング博士とターミネーターの組み合わせ。

Sausage Party T-1000 Reference

「物質の総質量は変化しない」

それから、オマージュではないけど、Sausage Legendというアプリのゲームに期間限定で登場していたらしい。ブレンダをコントロールして、フランクを振り回すと。

Sausage Party Game

ソーセージパーティー云々よりも、そもそもがなんだかやばそうである。

 

ということで

ソーセージパーティーでした。これが気に入ったのなら、セスローゲンとエヴァンゴールドバーグの作品を見るのも良いかもしれない。

スーパーバッド童貞ウォーズ

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