ドラゴンボール 魔神城のねむり姫

 

劇場版 ドラゴンボール 魔神城のねむり姫(プレビュー)
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概要

基本情報

1987年 日本 監督:西尾大介 脚本:照井啓司 制作総指揮:今田智憲 原作:鳥山明 キャスト: 野沢雅子 野沢那智 飯塚昭三 など

あらすじ

亀仙人に弟子入りして稽古をつけて貰おうと、はるばるカメハウスまでやって来た孫悟空。同じ日、坊主頭の少年クリリンも弟子入りを目的にカメハウスまでやってくる。亀仙人は双方に弟子入りするための条件として、西の果てにある魔神城で数千年間眠り続けているという美女「ねむり姫」を連れてくることを提示する。早速自分が弟子入りを果たそうと、競い合いながら魔神城へ向かう2人。 その後久々に悟空に会いに来たブルマたちは、「スケベなお使い」を隠したい亀仙人から、悟空の行き先は遊園地だと伝えられる。一行は事実を知らないまま、遊園地があると聞かされた魔神城の方角へ悟空を追っていくのであった。 そしてその頃、金髪の謎の女性ランチも、「ねむり姫」のことを知り魔神城へと向かっていた。

 

劇場版2作目

ドラゴンボール劇場版の第2作目。今回も前作(ドラゴンボール 神龍の伝説)同様に原作のパラレルワールド的な感じです。

クリリンが亀仙人のところにやってきて弟子入りを指南するところ。試練は「ピチピチギャルを連れてくること」。うんうん、ドラゴンボール無印らしさが出てていいねぇ。

さぁ早速参りましょう、以下ネタバレありますご注意を。

 

 

 

 

 

まずは、

オープニングがこわい。

でもそれを吹き飛ばすオープニング曲「摩訶不思議アドベンチャー」。いやこれめっちゃテンションあがるわぁ。覚えたつもりはないのに口ずさんじゃうもんね、思わず。「つかもうぜ」と「手に入れろ」の歌詞を間違えつつもね。

始まって早々相変わらずなのは武天老師こと亀仙人。エアロビの映像見て興奮しております。 飲んでるビールはバドワイザーかな?

kamesennin.jpg

そんなところに目が行くようになるなんて歳をとったものである。

そしてやってきました。劇場版初登場のクリリン!まさに運命の出会い。切磋琢磨して良いライバルになる二人。二人一緒に闘ってるシーンだけでも心温まる。スーパーサイヤ人になるきっかけになるクリリン。悟空の最大の親友で後に地球人最強の男となるクリリン。

最後まで知ってるからこそこの最初の出会いのシーンは良いものになるよね。いやー感慨深い。感慨深いけど最初の頃のクリリンはやはり姑息で卑怯である。挨拶の品としてエロ本を持ってくるあたりも世渡り上手である。この頃は一番多く死ぬなんて思ってもなかっただろう。

そんなやつがこう、悟空の姿を見て良いやつになっていく。ど定番だけれど分かりやすくて心に刺さりやすい。うんうん。

序盤のコメディシーンはこちら

※記憶から辿っているので正確なセリフではないです。

悟空「おめぇパチンコの玉みたいだなー」
クリリン「武道を志す者は頭を丸める(的な内容)・・・見ろ亀仙人様だって。」
亀仙人「わしはただのハゲじゃ」(MusicStop)

・・・・・・

 

やはりこの間がたまらない。音楽止めるところがほんとに天才的。ギャグって感じするよね。

今回のオリジナルキャラは下記。

ルシフェル:
魔神城の主。太陽を消して闇の世界を作ろうという普通の悪役が考えそうな、普通の名前が付いているキャラ。

執事:
ルシフェルの付き人。普通。

ガステル:
ルシフェルの魔物の指揮者的な地位の赤鬼っぽいやつ。

ルシフェルのいるお城を遊園地だと思ってきたブルマとかヤムチャとかウーロンとかプーアルとかは速攻で捕まります。で、ブルマだけ特別対応で部屋のベッドに寝てるんだよね。その時にさ、テレビでアニメをやってるんだけど、そのアニメがすごい気になるんだよなぁ。なんかアメリカンな感じ?トゥーンな感じ?あーゆうの大好き。あんまり見たことないけど。

一方で悟空とクリリンは魔物と闘っている。こんなやつら相手によく戦えるわ。普通にクリリンも強いしな。

闘ってる相手の中にちっさい悪魔?魔物?がいるんだけど、何回か悟空の足を噛むんだよ。明らかに他の魔物と違う見た目。ピンクだし。こいつだけフィーチャーされている。

こいつは何かあるわ。

 

ほう、なるほどな。何にもなかった。

なんでだよ

2,3回足噛んだだけかよ

ほんとはものすごい伏線なんでしょ?なぜ何も起こらない?これが昔の冒険活劇コメディの真髄の模様。

あと敵の中ではガステルというやつがいる。こいつ

Ghastel.png

あからさまな敵の姿をしている。こいつなんだけどさ、途中から空飛ぶんですよ。そして悟空とクリリンに倒されるわけでもなく、空飛んでるところをすっげぇでっかいワニか何かに食べられてあっさり死んじゃうんだけど。

その空飛ぶ姿がね、こんなんなんだけど

GhastelSpear.png

なんかこういう飛び方するやつどっかで見たことある気がしてたんだ。でも、2日考えて全然思い出せなかった。なんだったっけなー。全然思い出せないから

アイアンマンでいっか。

って思い込むことにした。

ironman.jpg

ね? 両足からなんか出てるし、全体的に赤いし。疲れた時に薄眼で見てたらきっと見えてくるよ。

アイアンマンの本当の初登場は1963年、ガステルの初登場は1987年、ガステルはアイアンマンのオマージュであった(と思い込むことにした)。

そんなこんなでだいぶ終盤になってランチ登場。めちゃめちゃ懐かしい。Zになるとほとんど顔を出さなくなってしまうけど、無印時代はそこそこ主要人物だよね。コメディ要素の強い無印の人たちはZ入りは難しいそうである。

で、眠り姫は宝石でしたーと。宝石に満月の光があたってレインボーに。うれしいボーナス確定告知。この宝石に吸収された光の力によって太陽を破壊してしまおうという、ものすごい壮大な計画をルシフェルは立てていた。ぬかりなく。

そう。ぬかりなく。

この日のためにサングラスまでちゃんと用意をしているのである。執事も主人に倣ってサングラス着用。じわじわくる笑い。じわじわ笑いながらも満月のファクターは見逃さない。

はい猿きたー

って感じで中盤の闘いのシーンの中だるみ感はあるものの、クリリンとランチ(とアイアンマン)の初登場する劇場版第2作目。お時間ある時にさくっと見てみては。時間も短いしね。

 

コメント

  1. 匿名 より:

    この映画は伏線が上手かった。悟空の足や頭を頻繁に噛みつく謎生物→尻尾を噛むという流れとか、クリリンがワニに2回も食われかける→ガステルが食われる流れとかね。この頃のドラゴンボールはまだ伏線回収が上手かったんだなと。

  2. summer1988 より:

    コメントありがとうございます!
    謎の生物ちゃんと伏線回収してたんですね。。見逃していてお恥ずかしい。。
    そういう視点で観られるってのは面白いですよね。
    またお待ちしておりますー