概要
基本情報
2001年 アメリカ
監督:ベン・スティラー(Ben Stiller)
キャスト:
ベン・スティラー(Ben Stiller)/ デレク・ズーランダー
クリスティン・テイラー(Christine Taylor)/ マチルダ・ジェフリーズ
オーウェン・ウィルソン(Owen Wilson)/ ハンセル
ウィル・フェレル(Will Ferrell)/ ジャコビ・ムガトゥ
ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)/ カティンカ
ジェリー・スティラー(Jerry Stiller)/ モーリー・ボールスタイン社長
デイヴィッド・ドゥカヴニー(David Duchovny)/ J・P・プルウィット
ジョン・ヴォイト(Jon Voight)/ ラリー・ズーランダー
ヴィンス・ヴォーン(Vince Vaughn)/ ルーク・ズーランダー
ジュダ・フリードランダー(Judah Friedlander)/ スクラッピー・ズーランダー
ジャスティン・セロー(Justin Theroux)/ DJ
解説・あらすじ
デレク・ズーランダーは超売れっ子のスーパーモデル。年間最優秀モデルを3年連続で受賞して、トップの座に君臨していた。しかし、新人のハンセルに4年連続受賞を阻まれる。デレクは友達の不幸もあって、ますます落ち込み、引退を決意して家族が炭鉱で働いている地元に戻った。だが、家族に歓迎されず再びファッション界に身を置くことになる。既に居場所のないデレクにある日、業界ナンバー1デザイナー、ムガトゥからショーモデルのオファーがかかる。これを機に復活を懸けるデレクは、ムガトゥがある計画を企んでいるなど知る由もなかった。
批評と受賞歴
批評
・Rotten Tomatoes:64% 6 / 10
・Metacritic:61 / 100
・Roger Ebert:1 / 4
・IMDb:6.6 / 10
向き不向き
んーーーー。
コメディを観るには向き不向きがある。個人的には、たまに面白いけど、全体的には面白くない。な感じだった。
ファッション業界の風刺をしているのだとしても、自分にとってはピンとこないし、そんなに衝撃があるわけでもないし。そうなると、笑わせようとしてくれるところで、どれだけ自分のツボと合うかどうか。
ただ、カメオ出演の数には驚愕。話題のトランプ氏も出ております。そして一部からはカルト的な人気も誇る本作。
今回はネタバレ含みつつ豆知識メインで参ります。以下ネタバレあります、ご注意を。
カメオ出演多数で
画像ありはここのサイトにまとまっている。
42 Famous Faces You Forgot Were In Zoolander
なんとなく、話題だからトランプ氏の出演シーンの画像だけ。
そしてある意味家族映画
監督、脚本、原案、製作、主演。のベンスティラー。
ベンスティラーの奥さんはクリスティンテイラーで、マチルダ役。
ベンスティラーのお父さんはジェリースティラーで、モーリー役。
ベンスティラーのお母さんはアン・メイラ(Anne Meara)で、ムガトゥに卵を投げつける人役。
ベンスティラーのお姉さんはエイミー・スティラー(Amy Stiller)で、ハンセルの友人役。
ベンスティラーの義理の兄(?)はミッチ・ウィンストン(Mitch Winston)で、インフォマーシャルディレクター役。
と、家族が結構出ている。ちなみにクリスティンテイラー、たまに松雪泰子に見えてくるのは多分僕だけなんだろう。。
ちょっとした問題
マレーシアの件
内容が内容だから、マレーシアでは結局公開できなかった模様。お隣シンガポールでは後々公開許可されたようだけど。
著作権侵害?
ブレット・イーストン・エリス(Bret Easton Ellis)という作家さんがいる。ルールズオブアトラクションとか、アメリカンサイコの原作者の人。で、この人が1998年に書いた「Glamorama」という作品がある。この内容がバカな男性モデルがテロかなんかに巻き込まれる話らしく、著作権侵害でベンスティラーを訴えたらしい。和解したようだけど。
乗り越えつつ続編
2016年、続編のズーランダー2が公開された。ベンスティラーとしては、ずっと企画はしていたらしいんだけど、現代に合わせて内容を盛り込むのに試行錯誤してタイミングを図っていたとのこと。
うん。ちょっと面白そう。評価はあまり良くないけど。
ムガトゥの元ネタ
ズーランダー2にも出てくるっぽい、ウィルフェレルが演じるムガトゥというキャラクターには 元ネタがある。スタートレックのムガト(?)。Mugato。
ムガトゥ
ムガト
アップルのコンピュータのパロ
アップルのコンピュータに悪戦苦闘するシーン、これのパロ。2001年宇宙の旅。
セカンドライフ
一時期流行った、仮想世界のセカンドライフ。そのサーバー関連の何かしらの名前に(詳しいことはよく分からない)、デレクが使う技、ブルースティール(Blue Steel)、ルティグル(Le Tigre)、マグナム(Magnum)が使用されている。
Don’t you know I’m loco
ベンスティラーとオーウェンウィルソンの喧嘩シーン。
のオーウェンウィルソンのセリフ
“Who you trin’ to get crazy with ese? Don’t you know I’m loco?” は
Cypress Hill – Insane In The Brain
これの冒頭から。ちなみにオーウェンウィルソンは「エネミーライン」(2001年)の撮影中らしく、 ズーランダーの方はカツラ着用とのこと。
天丼シーン
墓で、「なぜ男性モデルか」ってベンスティラーが聞くシーンがある。この繰り返しの間がなんとも面白いわけだけど、どうやらアドリブらしい。
アドリブというか、
セリフを忘れた
らしい。こういう些細なところの笑い要素が好き。
ということで
以上、ズーランダーでした。好きな人にはたまらないかと。
ベンスティラーとオーウェンウィルソン出演、ウェスアンダーソン監督の 「ロイヤルテネンバウムズ」、
テイストがなんとなく似ているウィルフェレルの 俺たちニュースキャスター(記事へ)、
なんかもおすすめです。
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